「都会生まれが感じたい理想と現実」というテーマで、田舎暮らしに興味を持つ方々に向けて、田舎の魅力と生活習慣の違いを探ってみましょう。
目次
田舎の魅力
1. 自然に囲まれた環境
田舎では、美しい自然環境に囲まれて生活することができます。空気が澄んでおり、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。また、都会では見ることのできない星空や自然の音に癒されることもできます。
小さい頃、毎年夏に母の実家に遊びに行っていました。お風呂の窓の外に無数のカエルが張り付いていて私は大泣きしていた記憶があります。都会っ子です・・・
ただ秋にはススキが一面に広がり美しい光景が間近で見られます。
母の実家のお墓周りのススキ畑がとても綺麗で結婚してからは遊びに行くのは秋ばかりになっています。
2. のんびりとした時間の流れ
田舎では、時間がゆっくりと流れます。都会のように忙しくせわしない生活から解放され、のんびりとした時間を過ごすことができます。ストレスが少なく、心のゆとりを持って生活できる点が魅力です。
3. コミュニティの結びつき
田舎では、人々がお互いを支え合うコミュニティが築かれています。隣近所との交流が盛んであり、助け合いの精神が根付いています。地域のイベントや祭りに参加することで、地元の人々との絆を深めることができます。
田舎のデメリット
1. 交通の不便さ
田舎では、交通手段が限られていることがあります。公共交通機関の本数が少ないため、都会のように自由に移動することが難しい場合があります。また、買い物や医療施設へのアクセスも制限されることがあります。
私の母の実家は東北の人口25000人の町ですが、30年前にバスが廃線になったそうで、免許を持たない子供が自転車で行けない場所は全て家の誰かが車で送迎しなければいけません。
18歳になったら免許取得しに行き、一人一台車を持つ(軽自動車が多数)なのは都会生まれの方も
ご存知かと思います。
2. 都市と比べた就業機会の少なさ
田舎では、都市に比べて就業機会が限られていることがあります。特に専門職や高給取りの仕事が少ないため、自分の希望する職種で働くことが難しい場合があります。転職や通勤の必要性も考えなければなりません。
地域にもよりますが、都会では当たり前な女性が総合職に就くというのは現実的だはないところも
あります。男尊女卑な傾向が多く残る地区もあり、女性は事務職、庶務業務といった事しか
求められないという事もあります。
3. 都会と比べた生活施設の少なさ
田舎では、都会のような充実した生活施設が少ないことがあります。ショッピングモールやレストラン、エンターテイメント施設などが限られているため、都会のような便利さや多様性を求める方には不向きかもしれません。
これも母の実家周りですが、一番近いコンビニまで車で5分かかります。
(車で5分なので歩いて20分かかります)
4. コミュニティの結びつきが強すぎて
田舎では、人々がお互いを支え合うコミュニティが築かれています。隣近所との交流が盛んであり・・
とメリットの点で記載しましたが、密接に関わりすぎて、仰天したエピソードといえば
これまた母の実家に遊びに行った際に伯父と親戚が国勢(こくせい)調査について話していました。
伯父が調査員だったそうなのですが、他の親戚の家の人数が一人増えてたと。
「あいつ出戻ったんだな」と国勢調査の結果をペラペラ話していたのです。
個人情報保護の観点が都会に比べて薄いところが田舎のデメリットです。
田舎は同族結婚が多かったりするので、本家筋と分家筋で近隣は皆親戚だったりする事も
あるわけですね。
【まとめ】
田舎暮らしには、自然に囲まれた環境やのんびりとした時間の流れ、コミュニティの結びつきといった魅力があります。一方で、交通の不便さや就業機会の少なさ、生活施設の少なさといったデメリットも存在します。田舎暮らしを考える上で、これらのメリット・デメリットをよく理解し、自分に合った生活スタイルを選ぶことが大切です。
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